
2017年08月10日
甲子園

西東京から清宮を擁する早稲田実業が出てこれなくなって、実はガッカリしているだろう高野連。
高校野球を教育の一環であり、野球道である、なんてこと言う割に最近はすっかり興行としての高校野球なんじゃないか?と思ってしまうこともないわけではない。
まあもっとも、出てくる高校も宣伝のために野球に力を入れているような私立高校なども多いし、プロに行くためのステップとしての高校野球なんて選手たちも多いのだから、興行としてたくさん観客が入りマスコミに多く露出した方が、すべての人にいいコトではあるのも事実だと思う。
その一方興行として高校野球より、日本人にとっての夏の前半からお盆にかけてのこの時期に開催される高校野球が日本人にとっては大切なものでもあるとも思う。
八月六日の広島、九日の長崎、そして十五日の終戦記念日と続くそれぞれと夏の暑い日と甲子園と一つのセットで何十年と日本人のメンタリティに訴えかけてくるような何かがあるように思う、というのは言い過ぎだろうか。
汗だけ泥まみれの坊主頭の高校生と戦後の困窮していた日本人の若者のイメージをどことなく重ねわせている、なんていう人はいるはずである。
戦後も70年以上になりもう戦争をリアルで知る人の方が圧倒的に少なくなって行く中で、どこか戦争のイメージを重ね合わせることはもちろんイイことには思えない部分もあるが今後も野球が世の中からなくならず高校野球が限りなく続いて行くのであれば、それはそれでイイことなのかもしれない。
だとしたら興行としてしっかり話題のあるもので続くことでイイとしようと思う。
Posted by 洋服番長3 at
06:15
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