
2019年03月19日
テロ

イスラム教のモスクを襲撃したテロで50人が亡くなった。
今風と言っていいのか悪いのか、ライフルを使って襲撃する模様をSNSで動画中継をしていたようである。
ある種の影響を誇示したいという意味ではその動画をウエブ上にアップするということは相当なインパクトがある。
社会に影響を与えるという意味でもちろん大きいが。容疑者が狙ったとは逆の意味での影響になることは考えなくてもすぐにわかるだろ、と思ってしまう。
ニュージーランドで人種や宗教で差別などはあまりないと思っていたから今回の事件は大きな衝撃である。
ヨーロッパのような地続きで人種、民族、宗教などや移民の問題、そしてイスラム教徒が多い中東に近いなどいくつもの条件が重なっているところでは根深い問題というのはシャイに横たわっているようではある。
根深い問題があるからと言って、それが無差別殺人というテロ行為に結びつく論理的理屈は全くわからないが、今や世界中でそう言ったリスクは避けられないのではないか、ということであろう。
世界が成熟して各国でナショナリズムが台頭したり、トランプのような自国第一主義であったり、それこそ根深い人種差別問題であったりするような、他を排除するような思考が以前にも増して色々なところで蔓延しているのかもしれない。
それほどその手のことでは深刻さを感じない日本を見ても、無条件に隣人を理解せよ、というのは簡単ではないことがよくわかる今。
世界中で難しい問題は多いのかもしれない。
Posted by 洋服番長3 at 06:10│Comments(0)