
2018年08月28日
お土産

「なんで日本にはこんなにお土産が多く売っているの?」と聞かれたことがある。
京都や奈良などのいわゆる観光地に行ってきたその外国人は、行くところ行くところでお土産屋さんが何件も軒を連ねていることにまず驚きたそうだ。
それに加え、そのお店に並んでいるお土産はどれも同じような品ばかり。
特に食べ物系のお土産はどこで買っても同じものばかりでなぜ同じものがこんなに並んでいるだろうと、不思議に思ったそうだ。
確かに日本のことをよく知らない外国人から見たら異様な感じに思うだろうし、日本人から見ても人の出が多い賑やかな観光地ではさすがにこれは多すぎじゃない、お土産物屋さん、と思うようなところも多い。
もともと、どこかへ出かけたら同じ職場や学校の人、近所の人や近しいお友達なんかにお土産を買ってくるなんていうのは日本の文化?風習?と言ってもいいだろうと思う。
以前には海外に旅行に行くと知れた日には餞別などをくれる人もあり、もらったからにはお土産でお返ししなければなどとなりかえって負担となっていた頃もあったが、さすがに最近ではそれはあまり聞かない。
が、東京駅など大きな駅などではその地に行ってきましたからちょっと食べてね的な、取って付けたような作られたその地しかないお土産が山ほど売れれていていつも人で溢れかえっている。
ちょっと出かけて買ってきたからおすそ分けね、という日本人の感性を逆手に取った売れるならなんでも売りまっせ的な日本的商売感覚が、そうさせているということだろうね。
Posted by 洋服番長3 at 06:06│Comments(0)