
2018年05月12日
田中角榮

生誕100年ということもあってか田中角栄がブームのようである。
ブームというのも大げさかもだが田中角榮に関する書籍が多く出版され売れているということである。
田中角榮の本と言ったらいうまでもなく「日本列島改造論」である。
当時の自民党総裁選に合わせて出したと言われる田中角榮自身の著作で政策綱領になったモノとして知られている。
まだまだ先進国としてのインフラの整備の余地も多かった日本において田中角榮の総理大臣就任とその列島改造論はインフラ投資の後押しとなり改造景気に湧いた、と言われている。
実際田中角榮の選挙区である新潟2区に入るといきなり道幅が不自然に広くなり景観も綺麗になる、なんて言われ方をしているのをよく聞いたことがある。
本当にどれくらいそうだったのかは知らないが、総理大臣ともなるとあからさまな地元への利益誘導もありなんだな、とある意味わかりやすく示した存在だったように思われる。
そんな背景もあってかどうかは知らないが、昔は地方議員クラスでもミニ角榮よろしくそんなことをよく言っていた。
結婚式の祝辞で話し始めた地方議員がお祝いの言葉もソコソコにあの道路が開通するにあたっては自分がどれだけ尽力したかをあまりに長く話しをし始めた時には呆れて苦笑いしてしまうしかなかった。
もっとも政治家はそれが商売で次の選挙への宣伝となるのだから、ウソでも本当でも自分の手柄をアピールしたくなるのだろう。
そういう意味ではある大学のある学部が出来たのは自分は一切関与していないということを言い張る政治家はとても奥ゆかしい政治家だな、と思ってしまうが、それでよろしいということでしょうか?
Posted by 洋服番長3 at 06:11│Comments(0)