view Brewmels　洋服番長の俺について来い！！4

WADA世界アンチドーピング機構はなかなか厳しい姿勢で徹底している。

冬のオリンピックの強国ロシアに対しても結局国としての参加は認めなかった。

もっとも個人での参加は認めたのだからギリギリの妥協をした感はあるけれど。

もともと共産主義国でスポーツ振興を国威発揚に利用しその存在感を世界にアピールしていた旧ソ連今のロシアにしてみればオリンピックはとても大事な舞台であるはず。

だから故に国を挙げてドーピングに取り組んでしまった、という根深さがあるから今回WADAは認めなかったわけであるが。

そのロシアという大国でさえ国を挙げて違法な行為に走ってしまうオリンピック。

個人一人がライバルをおとし入れてまでもどうしてもオリンピックに出たいと考えたことを責めるのはコクと言ってしまっては、やはりまちがいではあるが。

カヌー競技というマイナー競技が多くの人から注目されるのはオリンピックくらいしかない、と言ってもいいくらい。

それも次回は東京で開かれるとなればどんな手を使っても出たいと思ってしまってもおかしくないかもしれない。

必死だったのかもしれないが、やった方法は言うまでもなく大間違いである。

自分がライバル以上の努力をして上回るしかないのだからもっと練習するしかないだろ、ボケ！となる。

が、ライバルの方が若く人間としての本能、能力で敵わない、とわかっていたが故だったようでもある。

哀しい事件である。