
2017年05月12日
アバクロ

ニュースによれば、ここ四年間で売り上げが三割も減って株価も低迷しているそうだ。
あれじゃ売り上げも減るわな、と思う人は多いと思う。
満を辞して日本上陸してきたのは数年前。
着古した感じの加工のTシャツやらトレーナーがウケて並行輸入でやたらと多くの品が日本に入っていた頃だ。
ちょっとオーバーデコレイティブ過ぎの加工じゃないか?という感じはあったが、そのモチーフはアメリカモノ。
アメリカモノをアメリカのメーカーであるアバクロがより今風にアレンジして加工するのだから好きか嫌いかは別にして上手いことデザインして作るもんだな、と感心して見ていた。
アバクロといえばアメリカの王道を行くようなカジュアル感があって、ラルフローレンを若々しくたような感じのデザインで、それでいてラルフローレンより安い、という絶妙なポジショニングのブランドだと思っていたのはもう20年以上も前の話。
アメリカ国内のお店に行くとラルフローレンに来る客より少し若い白人のキレイ目のお客さんが多く、あーこういう人が買うんだな、と妙に納得して見ていたことを思い出す。
それがオーバーデコレイティブな加工の品が売れ出した頃から方向が変わったのだろう。
日本に正規に上陸した時には店内で上半身裸のスタッフが大音量でガンガン鳴り響く音楽で踊らせていた、というようなヘンテコリンなことをやっていた時点で「ダメだこりゃ」と思った人は多かったはず。
次の引受先の候補はアメリカンイーグルという話があるらしい。
アメリカンイーグルがアバクロやるならあまり変わらないような気がするな。
なんなら俺に任せてくれいないかな?
Posted by 洋服番長3 at 06:07│Comments(0)