
2016年12月15日
オバフェン

その車種のスポーツモデルののようだったが、そこに気がつかなければそれほど高性能のクルマとは思えない端正なスタイリングであった。
もっとも最近のクルマはノーマルの普通のグレードでも充分以上に高性能でそれよりもっと高性能でスポーティに仕立ててあるクルマは普通に公道ではこなせないくらいハイパフォーマンスカーである。
思い切り走らせるとしたらサーキットで、なんていうのが今の高性能車ということだろう。
よく言われたところの「羊の皮を被ったオオカミ」なんて言うのは実は最近のそんなクルマにピッタリの表現じゃないか、と思ってしまう。
逆に昔の高性能車は今となればさほどの高性能ではなかったが、これ見よがしのオバーフェンダーがコレでもかと、分かりやすく付いていた。
それもより雰囲気なのはあとから付けてます感があるビス留がやはりオバフェンというのにふさわしい。
タイヤを太くする分フェンダーを広げるためカットして付けるというのが本来のところだろうが、どちらかと言えば見た目重視のそのスタイリングのためであったんじゃないか、とあらためて思ったりする。
そもそも普通の大衆車でスポーティに走りたい、というのが今となるとノスタルジックな行為と言えるのではないか?
今じゃ速く走りたかったら高い金出してより高性能車買え、ってことだからね。
Posted by 洋服番長3 at 05:39│Comments(0)