
2016年10月16日
リサイクル

使える物は中古でもイイ、という人は以前に比べ多くなっている。
多少使ったものなら、何も普通に使うには支障はないし、何より安く買えることが大きなメリットだ。
昔古着を着ていると、なんでそんなモノを?と怪訝な顔をされることが多かった。
新品のどこにでもあるモノ、ではなく古着という同じ物がほぼないだろうという価値観とクオリティの高さ、デザインの希少性など新品以上の価値観てんこ盛りと思っていたは当人だけで、知らない人にとってはただの汚いアメリカの服、程度にしか見えなかったのだろう。
若い頃はその価値をわからぬ人をバカだね〜などと思っていたが、歳を取った今であればその人の気持ちもわからぬでもない。
でも今でも古着の価値、というかイイなと思える気持ちはいまだに心の奥底には根強くある。
そんな付加価値を感じるリサイクル、リユースではなく、ただ単純に安く使えるから、中古でイイでしょ、というのが今の感じ。
使い捨てでなんでも新しいモノを買っては捨て買っては捨てのサイクルの途中、捨てるモノだけどまだ十分使えるから売ってしまおう、と。
そんなモノに対して安ければなんでもよかった、なんてニーズが今は確実にある。
もちろんそのニーズはそのニーズなりに希望があるのだが、ただ安いければ程度はそれほど問わない、から新品より安く出来るだけキレイなもの、とそのリクエストは幅広い。
物が多くあり新しいニーズが次から次へと出てくる今の時代がそうさせたのだろうと思うが、悪いことではないと思う半面、そのモノに対しての執着心みたいなモノを持たない人が多くなっている証拠でもある。
今はみんなそうかな。
Posted by 洋服番長3 at 06:33│Comments(0)